女性心は複雑で捕らえにくいもの…
私自身女性であることから、相談いただく内容は女性向けのものが大半。
Monica webは女性向けのサイト作りに特化しよう!と思い、女性心理を学ぶことに。
勉強を進めるうちに、
女性向け・男性向けの広告では、メッセージの違いが明らかにあり、
性別によりアプローチする方法が異なるものに気が付きました。
女性と男性では反応するポイントが異なります。
女性はどんなコピー&デザインに反応するのか?
マーケティング目線で女性心理を
勉強&研究し、気付いたことを事例として紹介いたします。
※以下はあくまでも傾向のため、すべての女性心理に当てはまるものではありません。
ワタシには加齢臭なんてない!
今ネットで話題沸騰中、ロート製薬の「deoco」というボディソープをご存知でしょうか?女性の加齢臭対策のために開発されたボディソープで、
1本1,000円と、ボディソープにしては高額にも関わらず大ヒット中なのだとか。
男性向けの加齢臭対策商品は今までにも沢山存在しましたが、
女性ターゲットに絞った商品は今までになく、革新的な印象を受けます。
この商品のキャッチコピーは「オトナ臭させない!」
あえて「加齢臭」と言及していません。
女性はずっときれいでいたい
年齢を重ね、おばさんといわれる年齢になっても、若い頃とのギャップをなかなか受け入れられないもの。
「ずっときれいなワタシのままでいたい♪」という願望があります。
そんな女性たちに「加齢臭」問題をストレートに突きつけるのは逆効果。
「加齢臭はワタシに関係がない!」とスルーされてしまいます。
女性にはストレートな表現NG!
女性はきつい表現を嫌うもの。下記のようなコピーを使用した広告には、
「このバナーをクリックすると、残酷な事実と向き合わなければならないのでは…」と、
女性は目をそむけこの広告からは逃げたくなるでしょう。
✖ NGなコピー例:
・「加齢臭が気になりだした奥様へ…」
→女性の反応:「加齢臭なんてしない、ワタシは大丈夫!」
・「ママ臭い!子供に言われてショックを受けたアナタ。原因は女性の加齢臭!」
→女性の反応:「メッセージが強すぎて広告をクリックすると傷つきそうで怖い…」
男性向けの加齢臭商品だと、上記のようなストレートな表現が目立つので有効かもしれませんが、女性向け広告にはNG!
世の中に溢れる商品のほとんどはユーザーの「悩みごと」を解決するために存在するもの。
広告の中にはその「悩みごと」を強く指摘し、不安を煽るようなものもよくありますが、
女性ターゲット商品で強く不安を煽るアプローチは逆効果。
デリケートな女性には「悩みごと」や「不安」をストレートに指摘してはいけないのです。
女性からの反応を得るために
もし、女性向け商品を売り出す場合、男性社員が担当になると、女性心理を捕らえないメッセージを打ち出してしまい、
女性からの反応が低い広告が出来上がるということが起きかねません。
女性向け商品をPRする際は必ず女性スタッフの意見を取り入れることが重要です。
こんなサービスを始めました♪